• ウッドコアには、最もバネが有り耐久性の高いと言われるハードメープル、しなやかなバネと軽さを両立させる為のソフトメープル、そして最も軽量でねばりの有るウォールナッツ、それぞれを幅の広いひきわり材として加工したものを使用。
• アルペン用には、Power Supple Brown(ハードメープル、ソフトメープル)、フリースタイル用には、Supple Brown(ソフトメープル、ウォールナッツ)の組み合わせを採用。よりしなやかな、木材の性能が魅力的です。
• また、グラスファイバーシートには最も素直に強度補強の出来る90度織り込みグラスを使用した事によって、より乗り手の意志に従順な乗り味を提供する事に成功しました。
• それぞれの機種の特徴を生かす為に以下の内容を採用しています。
• ダブルサイドウォール構造を採用し、エッジ際のネジレ剛性をアップ。特に雪面がハードな場合等のエッジホールド感が向上。（KING)
• メンズモデルには、両足下部分に新設計のパワーシートを装着。耐久性と足下の剛性感が向上。（KING,Inspire,SLEDGE）
• フレックスを従来型よりハードにする事なく高速での安定性、耐振動性能をUPする為にパワーバーを採用。同時にターン後半での加速性能が向上。（PRO,SYNCHRO TE）

スノーボードには、様々な素材が使われています。
芯材、グラスファイバー、ソール材、エッジ、インサートホールナット、それらを結合する樹脂・・・芯材には、カナダ産のメイプルウッドや国内産のブナ材、ウォールナッツを厳選して採用し、木材の加工法によって、より軽く、バネを生かす加工をしたり、より経時変化の少なくなる加工をしたり、目的に合わせて木材の加工法を選択しています。グラスファイバーは、オーストリア製や日本製の何種類ものグラスを各モデルごとに最適化し、それぞれに採用しています。ソール材には、オーストリアのISO社や国内の最も滑走性の高い、超高分子シンタードベースを採用。今考えられる最高の素材を惜しみ無く使って、最高のボードに仕上げています。

サンドウィッチ構造は、最もオーソドックスなスノーボードの構造・製法ですが、最も速く変化に対応する事のできる構造でもあります。サンドウィッチ構造以外の製法では、一度決めたフレックスパターンを変える事は容易では有りません。常に進化するトップライダーのライディングスタイルに対して、ボードデザインやフレックスには、ますます速い進化が求められています。私達は、この自由度の高いサンドウィッチ構造で自由度の高いフレックスパターンをいくつも設計し、テストし、改良して、より快適な乗り味のスノーボード作りを目指していきます。

ウッドコアの厚みのバランスはボードの乗り心地のすべてを決定するといっても過言ではありません。また、このウッドコアを精密に、ばらつきなく研摩することが均一で高性能なスノーボードの生産には欠かせません。
MOSSのスノーボードの芯材は、コンピューターで制御された最新のコアサンダ−による研摩で超精密なウッドコアに仕上がっています。その誤差は1/100mm単位で制御されているのです。

私達のR&D体制は一年中休む事なく動いています。多くのトップライダーを擁するプロダクトチーム・R&Dチームは、自分たちが考え、そして求めるスノーボードを追求しています。決してマーケットに迎合するのではなく、あくまで理想を追求したスノーボードデザイン、そしてテストを繰り返しています。1/100mm単位違いのフレックスパターンを、何度も何度もいろいろなコンディションでテストします。本当に良いスノーボードは、ライディングの中からのみ生まれ、そしてライディングによって快感を得る事のできるスノーボードだから。